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2006年3月16日 (木)

ABS秋田放送ラジオ番組 「あさ採りワイド秋田便」(2006年3月9日午前9時40分放送)

3月9日、秋田放送(ABS)のラジオ放送に蜀士が電話出演しました。

出演したのは、平日午前中に毎日放送されている「あさ採りワイド 秋田便」という番組の中の「賀内隆弘のさて今週は・・・」という木曜日のコーナーです。
当初、生電話出演という話もあったそうですが、蜀士のスケジュールの都合上、録音での出演になったということでした。
前日、司会の賀内隆弘アナウンサーが中国の蜀士のもとに電話インタビューをし、
三國志游學記』のことや中国での生活、中国にいて感じる日中関係等について話した模様です。

ここではその約10分間の放送内容を文字に起こして紹介させて頂きます。
できる限り忠実にお伝えしたいのですが、一字一句完全に再現したものとは言い切れませんし、返事や頷く声など細かい部分は省略しましたのでご了承下さい。

==============以下、放送内容=========================

賀内隆弘さん(ABSアナウンサー:パーソナリティ)

中国の歴史物語「三国志」は日本でも昔から多くの人に読まれてきていますね。90年代には「三国志ブーム」というのも起きました。漫画になったりゲームになったりもしたんですけども・・・。
その「三国志」を13歳の時に読んで虜になってしまい、高校を卒業した後、中国の大学に入って中国語を学び、三国志の舞台となった土地を歩き続けたという秋田出身の女性がいるんですよ。
ペンネームを蜀士玄子といい、これペンネームですけど、この方は今も中国に住んで「三国志」を愛読しています。今は学校で中国人に日本語を教える仕事をしながら、尚、今も「三国志」の舞台になった土地を訪ね歩いています。
蜀士さんはこのほど「三国志」への思いの丈と史跡巡りの旅を綴った本『三國志游學記』というのを出版しました。
この蜀士玄子さん、勿論、今中国にいらっしゃるので、中国に電話をかけまして「三国志」への想いや巡った旅の話、更に中国で感じる日中関係などを先日聞きました。

~~~~~~~以下電話録音~~~~~~~

賀  内 もしもし
蜀 士 あ、もしもし
賀 内 よろしくお願いします。
蜀 士 よろしくお願いしまーす。

賀 内 最初に伺いたいのは、蜀士さんが「三国志」と出会って引き込まれていったのはどういうことからだったのでしょうか?
蜀 士 そうですね、当時「三国志ブーム」になっていて、「三国志」を見た途端に胸が熱くなるようなものがありまして・・・知らず知らずのうちに気が付いたら“寝ても醒めても「三国志」”というような状態が続いて、気が付いたら中国にいました(笑)
賀 内 はぁ~、もう四川に行ってしまったと!?
蜀 士 はい。
賀 内 三国志というのは決して短いお話ではありませんけれども、ずっと一気に読み通したんですか?
蜀 士 はい、一気に何度も何度も読みました。
賀 内 はぁぁ~、最初に出会ったのが13歳ということですよね?
蜀 士 はい。
賀 内 結構難しい漢字ですとか言葉もあったと思いますが、そういうのは気にならなかったのでしょうか?
蜀 士 愛があれば気になりません(笑)
賀 内 あっはっはっ、もうどんどん読みこなしていったと(笑)
蜀 士 えぇ。

賀 内 初めて中国にいらした時、どんな考えをお持ちでしたか?
蜀 士 行く前は「三国志の国だ」という印象しかなかったので、そういう“如何にも三国志”というのを連想して行ったんですけど、実際に行ったら「あらっ」ということが多くて・・・。
賀 内 どんなことがありましたか?
蜀 士 え~と、例えば三国志の英雄のお墓の所にゴミを捨てる人がいてみたり、洗濯物を干している人がいたりと、なかなかこう、失望というか、違う意味で涙がこみ上げてくるようなことが多かったですねぇ。

賀 内 お書きになった御本の中にそういう意外な「えっ」ということがあって、行って現地の方にですね、「三国志」を読んできたと、ここはこれこれこういう所ですね、と言うと地元の方も「えっ」と意外な表情をされたりとかね、そういうこともあったそうですね!?
蜀 士 そうですね~。地元の人はそこに暮らしているのにも拘らず、それが何なのか分からないようなことが多々ありました。
賀 内 それでもですねぇ、現地の方が、例えば大学の先生ですとか、そういう熱意というのを分かってくれる方もいらしたんですよね!?
蜀 士 え~、幸いそういう方にも巡り逢えて、そうすると余計にこれまでの厭なこともなくなるくらいのこう、更にのめり込んでしまうんですよね。「大切なのは自分の心の中に彼ら(英雄達)がいることなんだから周りはどうあっても関係なく自分を貫きなさい」というような応援を何度も頂きましたね。

賀 内 それで、もう相当廻っていらしたんでないですか?
蜀 士 そうですね。行ける所は取り敢えず手当たり次第に行ってきました。
賀 内 はぁ~、もうそうなりますか(笑)
蜀 士 はい(笑)

賀 内 今は蜀士さんは日本語を教えていらっしゃるということですが・・・。
蜀 士 はい、そうです。
賀 内 習いに来る生徒さんはどういう方々なんですか?
蜀 士 高校を卒業して、それで日本語を習って日本企業で働きたいという人が多いですねぇ。
賀 内 ほぅ~、あの、今ですね、中国というのは経済成長が著しくてですね、もうアジアの中でも一番二番と言われているんですが・・・こうした中で日本へ行きたいという希望を持っている人も結構いるということですね!?
蜀 士 そうですね。半分以上が日本に興味持っている人が多いですねぇ~。
賀 内 はぁ~、そして日本で色んな技術を身につけて・・・ということでしょうか!?
蜀 士 あ、そうですねぇ。あとは日本の漫画とかがかなり人気がありまして、そういうのを勉強したいという子も中にはいますし、あと、旅行に行きたいという子も多いですねぇ。
賀 内 漫画やアニメというのは中国でも人気ですか?
蜀 士 はい、凄く人気があります。
賀 内 どんなのが人気あるのでしょう?
蜀 士 例えば・・・日本でもテレビで放送されたような、例えば題名を挙げますと『スラムダンク』ですとか、『ドラゴンボール』ですとか、そういうのは教室の壁にポスターが貼られているくらいみんな好きなんですよ(笑)
賀 内 はぁっ~、そうなんですかぁ(驚)
蜀 士 ええ。

賀 内 生徒さん達、或いは現地の方々とお話をすることもあると思いますが、日本はどんな風に見られていますか?
蜀 士 日本人は礼儀が正しいというのが一番感じているらしいです。
賀 内 はぁ~。それとですね、ここ1・2年ですけれども、中国で反日デモですとか、そういうのも起こったりしてですね、日本と中国の間というのが論じられたりしていますけれども、今、ずっと中国にいらして、どんな風にそれをお感じですか?
蜀 士 そうですねぇ~、デモを私、上海で見たんですけども・・・そんな報道されているほどではないな、というか・・・。
賀 内 ほぅ~。
蜀 士 勿論、デモもあるんですけども、それを見ている(高みの見物をしている)人も、中国人もいるわけで・・・みんなにみんなが反日感情を抱いているというわけでは決してないですねぇ。
賀 内 はぁ~。
蜀 士 それで、特に政府の方は政府同志で話し合いをして、民間は民間で仲良くしようというのが若い人の間で広まっているような気がして、それは嬉しいですねぇ~。
賀 内 はぁ~、そうなんですかぁ~。
蜀 士 ええ。
賀 内 必ずしも一面的ではないということなんですね!?
蜀 士 あ、はい。

賀 内 はぁ~。今、三国志からですね、惹かれて中国に渡ってずっとお過ごしですけれど、今、中国でそうやって生活をしていらして「三国志」というのが・・・どんな風な想いをお持ちですか?
蜀 士 そうですねぇ やっぱり「この国なんだなぁ」というのが人と接している時に一番感じますよね。
賀 内 「三国志」をですか?
蜀 士 ええ。
賀 内 どんな時でしょう?
蜀 士 自分のことを顧みないで人を助けるようなとことがあったりするので、そういう時になんかこう熱い人達だなぁって感じます。
賀 内 その熱さというのは今も生きているということでしょうか!?
蜀 士 あ、はい。

賀 内 そうしますと、もうずっとこの後もまた中国、現地で三国志の世界を見ていたいというお考えですか?
蜀 士 そうですね、死ぬまで、できれば(笑) 廻って行きたいですねぇ。
賀 内 あ~ははは(笑) これからも何回も廻るという・・・。
蜀 士 ええ。
賀 内 もう「三顧の礼」じゃなく何回もということですね!?
蜀 士 ええ。
 
賀 内 あの、秋田を離れての中国での生活が続いていますけれど、どうかお身体にお気を付けて、これからも御活躍をお祈りしております。
蜀 士 あ、はい、ありがとうございます。
賀 内 今日はお忙しい中、お話ありがとうございました。
蜀 士 ありがとうございましたぁ~。

~~~~~~~以上、電話録音~~~~~~~

賀内隆弘さん
如何でしょう。13歳の時に三国志を読んで、一気に読んだ。でもその熱冷めやらず、高校卒業後、中国あっちこっちを歩き回ったという・・・交通が整備されているわけではなくて汽車、汽車って列車が混んでいて椅子が一杯だから、しょうがないから食堂車の椅子に座って一晩夜行列車で寝たとかね、そんなことをしながらも三国志の舞台を見たいというその熱い想いですね。

鶴岡慶子さん(アシスタント)
ホントに恋してる感じですものね、三国志に。

賀内隆弘さん
うん。それが、まあ三国志を好きだという人は沢山いるんでしょうけど・・・もう自分で四川大学という、四川料理の四川ね、四つの川の・・・に学んで、今も中国にいて活躍しているという方なんですよねぇ。何度も何度も足を運んで、お話を聞くと行けば行くほど中国を好きになっていくみたいなんですよね。
それともう一つ、中国の反日デモの話ね。実際に見たところでは・・・政府同士では色々あるけれども、国民同士、庶民同士といいますかね・・・では、心の通じ合う部分があるということも聞いていて安心したところですよね。

「賀内隆弘のさて今週は・・・」。今日は三国志に魅せられて中国に渡ったという秋田出身の女性の話題でした。

==============以上、放送内容=========================

蜀士も言っておりましたが、
賀内アナウンサーの温かみのある綺麗な日本語がとても印象的でした。
勿論、突然のことながら堂々と応えていた蜀士もなかなかのもの(笑) 
秋田県内だけではなく全国にも放送して貰いたかったと思うのは私共の贔屓目でしょうか・・・。

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